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安心の種

5年目を迎えたLOA農業塾

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実践圃場視察報告

LOA農業塾は2008年暮れに第1回目がスタートしました。
塾生の参加状況も当初は多く賑わっていましたが、途中で火が消えそうな時もありました。それでも、今年の第5回目の農業塾の参加者は増えて参りました。農業を含めて、LOAを仕事の一部として取り入れてもらっている方へは、”LOAを真に理解しようとするならば、農業の理解なしにはあり得ない”とお伝えしています。
なぜなら、LOA(環境エネルギー)は自然環境を農業を通して学ぶところから生まれた技術だからです。

例年のことですが、農閑期は農学的な「農業の基礎的知識」の習得と「環境エネルギー性」について、その理論を机上で学びます。農繁期は不定期に各実践者の圃場を見学しながら、現地での勉強会を行っています。
今回の1日目は、北アルプスの麓でお米を中心に多種多様な野菜の栽培を減農薬及び無農薬で栽培されている長野県長野市大岡の大平芳慧様の圃場にお邪魔しました。

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大平様のことは今更ご紹介することもありませんが、「米・食味鑑定国際コンクール」で4回金賞を受賞されています。この「安心の種」ホームページの中でもたびたび登場していただいています。詳しくは、「LOA導入実践報告」をご覧ください。

圃場視察の感想ですが、市川LOA農業塾塾長の”いくら、どんなに粗(欠点)を探しても何も出てこない、何も言うこともない。田んぼも畑もお見事!”この言葉に集約されていると思います。
田んぼの稲は田植えから約1か月経過、1種類1回だけの除草剤の使用で済ますとのこと。そうしないと美味しいコメはできないと大平様。順調な稲の生育と田んぼの管理状態が窺えた。日本の棚田百選にも選ばれたところで、畔と土手の広さと栽培する田んぼの面積のどちらが広いの?というくらいで、その草刈りだけでも大変な作業だ。(コメの栽培面積は1.4ヘクタール、種類はミルキークイーンがメインで他にはあきたこまち)

畑はというと、その種類の多さと栽培面積の広さだけでなく、すべての作物が無農薬、無化学肥料で栽培され、出荷間近のどの野菜を見ても病気もなく、虫の食害も全く無いと言っていいほど立派なものばかり。キャベツ、キュウリ、ジャガイモ、ブロッコリー、ズッキーニー、エンドウ、ミョウガ、小麦等。(一部画像を掲載します)
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2日目は14日(金)10:00~長野県東御市の恩田園にお邪魔しました。

今年は遅霜で長野県内の果樹、特に梨とリンゴに大きな被害が出た。恩田園でも梨の一部(幸水)が被害を受けたが、メインのリンゴやブドウ、ラ・フランス等への大きな被害は無かったようです。

お邪魔した時は、ブドウの花が咲き終わり結実する頃で、リンゴは小さな実が赤く色づき始めていた。どちらも摘果の真っ最中で、種無しブドウはジベレリン処理も同時に進むところであった。
恩田園では昨年から、一般のブドウ栽培と比較して3倍の実を付け収穫、それをすべて出荷している。今年から農薬を例年の1/4~1/6へ減らす試みをしている。これは農薬に代わる天然の忌避剤を使うことによる方法だそうです。
どんな方法にしても、無農薬・無化学肥料の方向性を止めてはならないと思います。
以下に圃場の一部の画像を掲載します。今年も美味しいブドウとリンゴが食べられますように!(*^_^*)

(報告者:春口博二)

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by light-of-arche | 2013-06-13 14:00 | 農業塾
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